妙高の四季

新潟県妙高市は、四季折々の美しい自然環境にあふれています。厳しくも壮大な自然の営みと、そこから生まれた山岳信仰・修験道の歴史がかさなり、独自の文化と景観がつくられてきました。四季折々の自然と、人々の暮らしがひとつになる。それが妙高の魅力です。

春は桜の花が満開に。また新緑が芽吹く季節として、山々が鮮やかな緑に包まれます。妙高は「妙高戸隠連山国立公園」の中心的なエリア。高山植物・湿原植物・地域固有種など、希少な植物が数多くあります。また日本最北・最小の個体群であるライチョウや、環境省により絶滅危惧Ⅱ類の指定を受け「春の女神」と呼ばれるギフチョウなど、多くの鳥類相・野生動物が生息しており、バードウォッチングのメッカとしても知られています。

妙高の夏は、高原の避暑地ならではの爽やかな気候。複数の「日本百名山」に囲まれ、なかでも妙高山は多くの登山家が訪れるメッカとして知られています。またトレイルも充実しており、多くのハイカーが全国各地から訪れます。渓谷や清流も近いため、水辺のアクティビティも充実。登山・トレッキング・キャンプ・自然観察・森林セラピー・釣りなど、多種多様なアクティビティを一日中楽しむことができます。

秋は、紅葉が美しい季節。妙高山や周辺の山々は紅葉に染まり、鮮やかな赤や黄色、オレンジの葉が一面に広がります。高低差があるため、豊かな色彩グラデーションが特徴的。また収穫の季節として、お米・山菜・野菜など豊富な食材にあふれます。厳しくも壮大な自然の営みから生まれた、独自の食文化や伝統行事が地域全体に根づいており、訪れる人たちの五感を刺激します。

妙高は豪雪地域として知られ、上質な雪質「JAPOW(ジャパウ)」を求めて世界中のスキーヤーが訪れる、日本屈指のスノーリゾートです。またスノーシューコースも整備されており、一面の銀世界を歩く体験は、まるで大地と一体になるような感覚に。アクティビティのあとは、7つの温泉地、5つの泉質、3つの湯色からなる「妙高七五三(なごみ)の湯」が、訪れる人たちを何度でも楽しませてくれます。